変態戦士オコトマン

2008年2月14日(木)
【第7話『因縁!?琴美 VS ○ンパンマン!!』】
「にゃー?」


【前回の話】

アリスとバ○子の猫を巡る昼ドラのような言い争いはその後30分以上続いた!!

ナレーション兼実況もそろそろ空気に耐えられなくなってきた!!

ナレーション兼実況はいつまで耐えられるか!?そして、いい加減琴美と○ンパンマンは目が覚めるのか!?

随分引っ張るね。第7話スタート!!





前回から30分後…


「にゃー」


「………」←考え中


「にゃー?」


「…あ、そーれ、よいよい。あ、そーれ、よいよい。あ、そーれ…」


あーっと!!アリス選手、どじょうすくいの踊りを始めましたー!!


「ぷっ…」


「…今あなた完全に笑ったわね」


「別に笑ってなんか…」


「じゃあ今のぷっ…は何よ?」


「ぷっ…プリンと言おうとしたのよ。私プリン好きなの」


「ふーん…次はバ○子さんの番よ」


「いいわ、あなたとは違うところ見せてあげる」


「にゃー」


「………」←考え中


「にゃー?」


「ぬっこぬこにしてやんよー♪」


あーっと!!初音ミクかー!?


「ぷぷっ…」


「今あなた絶対に笑ったわね」


「…わ、笑ってなんか…ぷぷっ…」


「顔がニヤケてるわよ」


「ニヤケてなんか…ぷぷぷっ…」


「………」


みなさん、こんにちは!!前回、前々回に続きナレーション兼実況として進行させていただきます!!


さあ、前回の話終了から30分が経ちましたが…


現在両選手は猫の気を引くためにそれぞれ一発芸(?)をしています!!


アリス選手はどじょうすくい、バ○子選手は初音ミクらしき歌を歌いましたが、以前として猫は両選手のアプローチに応えません!!


私はそろそろこの空気に耐えられません!!


この勝負、一体どうなるのでしょう!?


「にゃー」


「…そろそろこの勝負終わりにしなきゃね、バ○子さん」


「…ええ。私もそう思うわ、アリスさん」


「そうね、じゃあ…猫から離れた位置に立って、私とバ○子さん、どっちに猫が向かってくるか。これで決着を着けましょう」


「望むところよ。猫は絶対に私の方に来るわ」


「ふん…猫は私の所に来るわ、初音バ○子さん」


「その名前で呼ぶのはやめなさい、どじょうアリスさん」


「………」


「………」


「にゃー?」


「それじゃあ…スタンバイしましょうか…」


「ええ…」


さあ!!両選手、猫から少し離れた位置に立ってどちらの元に猫が来るか、で決着を着けるようです!!戦闘じゃないんですね!!


「…私は準備出来たわよ、バ○子さん」


「…私も準備OKよ、アリスさん」


「じゃあ…実況さん、よろしく」


え?あ、はい…それでは!!スタート!!


「(さあ、猫ちゃん!!こっちに来て!!初音バ○子さんの所になんか行かないで!!)」


「(さあ、猫ちゃん!!私の元に来て!!どじょうアリスさんの所になんか行かないで!!)」


「にゃー」


猫が歩き出しました!!若干アリス選手よりです!!


「(そのまま!!そのまま真っすぐよ!!)」


「(猫ちゃん!!そっちじゃなくてこっちよ!!)」


「うにゃー」


おっと!!猫がバ○子選手の方を向きました!!


「にゃー?」


「(猫ちゃーん!!こっちよー!!バ○子さんの方は振り向かないでー!!)」


「(猫ちゃーん!!そのままこっち来てー!!)」


「にゃー!」


あーっと!!振り向いたのも一瞬!!猫は一気にアリス選手の元へー!!


「(そう!!そのままよー!!)」


「(猫ちゃーん!!そっちはダメよー!!)」


「にゃ〜」


猫はアリス選手の足元に!!


キラーン


アリス選手の目が光った!!


「猫ちゃん、お手」


「にゃん」


ぽて


アリス選手にお手をしたー!!


「ぐふっ…私の負けよ…アリス…さん…」


バタッ


カンカンカーン!!勝負あったー!!勝者、猫が足元に来て、さらにお手が出来たアリス選手ー!!


「よく出来ました、猫ちゃーん♪」


【○アリス VS バ○子×】


勝者、板垣・アリス・スタローン。





【主人公 VS ○ンパンマン】


豪打としょくパ○マンがお互いに自己紹介をして、骨皮がカ○ーパンマンのフックやらアッパーやらを避けて、アリスとバ○子の間にギスギスした空気が漂ってた頃…


琴美と○ンパンマンはいまだに気絶から目覚めずにいた…


ように見えたが…


「う…うーん…?」


先に琴美が目覚めた。


「あれ?…えっと…俺…何してたんだっけ?」


気絶する前に起きた事を思い出す琴美。


「…………あ。○ンパンマンと勝負することになって、豪打さんに吹き飛ばされたんだ…。それで○ンパンマンと一緒に…」


琴美は自分の下に何かいることに気付く。


「あ…」


「う〜ん…ちょっとバ○子ちゃん…まだ食べてるよ…むにゃ…」


○ンパンマンが琴美の下敷きになってマヌケ面をしていた。


「……ん〜〜〜」


琴美は頭を掻いた。


「これ○ンパンマンだよな?一応これから勝負しようっていう相手だよな?あ゙〜〜それなのにこんなマヌケ面を…俺がもしものすごい悪だったらこの時点で○ンパンマンは……いや、待てよ」


琴美は重大な事に気付く。


「(これから勝負しようって相手が目の前でマヌケ面してるんだ。ここでもうしばらく起きられないような状態にすれば俺の勝ちだよな…)」


琴美は首を横に振る。


「(いやいやいや…俺は仮にも主人公だ。そんな卑怯な手を…)」


琴美は「ハッ」と気付く。


「(いや、でもだな。書いてる人のことを考えた場合、俺がここで○ンパンマンをもうしばらく起きられない状態にすれば、文字数も減るし書いてる人も楽になるし…)」


琴美は地面に頭を叩きつけた。


「(いやいやいやいや!!文字数とかどうでもいいよ!!人としてどうかだよ!!それに今回のタイトル【因縁!?琴美 VS ○ンパンマン!!】だよ!?全然戦ってないじゃん!!)」


…なーんて葛藤を続けてるうちに○ンパンマンが目覚めた。


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