ぼやき人生道中

2009年10月04日(日)
【ホラー映画見ました】
ギターさわってたらこんな時間になってました。
もう寝ずにバイトに行くしかなさそうです。
久々にカフェインの錠剤を使うか。

まぁ、なんでそんなにギター触ってたのかと言うと、うちのバンドのドラムに早く曲を作れと本気で怒られたからなんですが。
毎日メールか電話してくるようになったし(笑)

それだけ急かすくせに、こないだうちに泊まりに来て無理矢理『呪怨2』を見せられましたからね。
意味がわからん。

さて、まず先に断っておきますが、僕はホラー映画が大の苦手です。
怖い話とかは大丈夫なんですが、映像や音声が伴うと全然ダメ。
まぁ、(多分)霊感が強いために嫌な思いを何度かしたせいもあるんでしょうけども。

さて、今回はホラー映画の構造について書きたいと思います。
ホラー映画に対する怖さを自分の中から払拭するためにも(笑)

まず、感想としては『呪怨2』は全然良くなかった。

映像と音声のみで怖がらせる感じ。
つまり物語があまりに欠如してるのね。
例えば同じストーリーで、あまり絵が上手くない作家が漫画にしたら、全然怖くならないし、最悪笑われる可能性さえある。
まぁ、続編だからかも知れませんけども。

物語が無くても怖がらせることはできるのかと言うと簡単なことで、演出さえあれば怖くできます。
例えば、恐る恐る主人公が気配を感じたところへ歩いていくと、いきなり画面が切り替わり、色白な子どもの幽霊が現れ、大きな音や悲鳴を出す、など。

言わばこれはジェット・コースターと同じ「じらし」と「急落下」であり、ホラー映画が好きな人というのは、これを一種のカタルシスとして享受してるのではないでしょうか。

このような方式はかなり昔からあるわけで、パニック映画でも同じ構造を持ってると思います。
スピルバーグの初期の映画に『激突!』という映画(最初はテレビ用でした)があるのですが、今だに驚かされるだけの演出力があります。
それらは『ジュラシック・パーク』などに引き継がれて、スタンダードになっていったわけですね。

しかし、パニック映画とホラー映画は演出が同じでもやはり別物なのです。
なぜならば、物語の構造が真逆だからです。

古典的なパニック映画では閉鎖された空間や人間の生活範囲ではない空間において物語が進みます(『ジュラシック・パーク』も『ラスト・サマー』も『ジョーズ』もです)

一方、ホラー映画では生活の中に非現実が紛れこんでくるからこそ怖い。

そういう意味では日本のホラー代表『リング』の設定はよく出来ていたと思います。
テレビから霊が出てくるというのは非現実的世界に人間が迷いこむのではなく、非現実のものが人間の生活に入りこんでくることであるのですから。

『着信アリ』ではケータイという生活必需品となりつつあるツールですから、若者向けに作られたホラー映画としてやはり「生活」に結びつける手法が使われているというのがわかるでしょう。

しかし、これらはやはり演出であって、物語というのは今や不在なのかもしれません。
『リング』以後の映画にはその様式のみが受け継がれたのかもしれない。

『呪怨2』はこうして文章を書く機会を与えられましたが、映画を見たことでの喜びとか、充実感みたいなものは全くありませんでした。
それどころか、演出で怖がらせるだけ怖がらせておいて、中身スッカスッカの物語を見せられたことに対して不快感さえあります。
まぁ、そういうジャンルなのかもしれないけど。

だって、最後の方なんか、ただのモンスターパニック映画だもん。
さすがに笑ったよ。
まず、なぜ父親に惨殺された母親と息子が、父親だけでなく、他人にまで被害を与えるかが理解できない。
ただの通り魔だよ。
その場に居合わせた人も全員殺すとかさ。
対処法もあるようで説明されてないし、キーになりそうな物をいくつも出してるのに説明不足だし。

そんな中身の無い内容で、自分の部屋にある鏡や暗い空間に対する恐怖感だけを植えつけられたら文句言いたくなるよ!(笑)


まぁ、一つ面白かったのは「この主演の女の人誰やっけ?」「あー、絶対見たことあるよなー」「絶対あるわ。誰やっけなー」と言ってて、スタッフロールで





酒井法子


と出たこと。
そりゃ最近よくニュースで見てたから見覚えあるよな(笑)
ドラムの奴と二人で爆笑してました。


07:25
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